チーガ職人:桃原氏の紹介 三線販売や通販のことなら【三線専門店えるおきなわ】

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チーガ職人*桃原

「三線屋の熱意に押されて、ここまで続けてきた」

―――― チーガ職人:桃原

桃原職人

皆さんは、“チーガ”をご存じでしょうか?
“胴”ともいいますが、三線の太鼓部分の木の枠のことです。

現在は、9割以上が外国製となっていますが、沖縄で唯一チーガを製作している「チィーガの桃原」代表の桃原氏をご紹介します。

28歳から製作をはじめて現在78歳。50年のキャリアを持つ桃原氏。

これまでのチーガ製作について、また県内でただ一人の職人となった現在の状況や今後についてお伺いしました。

桃原さんが製作している胴の種類は、

・普通の厚さの胴 : 真壁、知念大工型用
・普通より厚めの胴 : 与那、久場春殿型用
・普通より薄めの胴 : 久葉ぬ骨、南風原型用

と多岐にわたっています。

以前は、沖縄県内でもチーガを作る職人は桃原氏以外にも存在し、また三線屋さんでもそれぞれでチーガを製作していたそうですが、ここ30~40年のうちに桃原さんただ一人になったそうです。

「何度もやめようと思ったけど(笑)、頑張ろうとする三線屋がいるからさぁ、やめるわけにはいかなかったわけよ。」
と桃原氏はにこやかに話します。

チーガ製作のもっとも難しいところは、4辺の木枠をピッタリ合わせること。その技術を習得するのに時間がかかるのだとか。

チーガの材料としては、県産材(チャーギ)が一番と語る桃原氏。粘りがあっていい材料なのだそう。
また、現在では、国内のケヤキ材など組み合わせて製作しているそうです。

外国産の安価なチーガが出回っている中、やはり県産や国産の材料にこだわって、高価にはなるがいいものを提供したいという強い思いを感じました。

40年近く、一人でこの業界を支えてきた桃原氏ですが、残念なことに、年内でチーガ製作を引退するというお話でした。

本当に残り僅かですが、桃原氏製作のチーガをご用命の方はお早めに当店へお問い合わせくださいませ。

桃原職人インタビュー(全編:約8分)

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